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あなたも騙されているかもしれません ユーザーを騙す「ステマ」について

こんにちは!テラシマです!
みなさん「ステルスマーケティング」という言葉をご存知でしょうか。ステルスマーケティング、略称「ステマ」とは「ユーザーに宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること」です。今回は、最近何かと話題になる「ステマ」についてお話ししたいと思います。

大大大好きな「アナと雪の女王」を観ました!

先日「アナと雪の女王2」を観に行きました!前作が大好きで、カラオケで必ず歌う曲の一つで、歌を歌うと映像が浮かぶほど何度も観ました(笑)。今作も、映像や歌が美しく、ストーリーも面白く、前作からのファンでも大満足の作品でした。

後日、ネット上の感想を見ようと「アナ雪2」とTwitterで検索。すると、多くの感想とともに、感想をまとめた漫画がたくさん出てきました。漫画を読みながら「あ〜そこよかったよね、わかるわかる〜」とその投稿をリツイート(他の人の投稿を、自分のユーザーにも拡散すること)。

リツイート

あの投稿、個人の感想ではなく、企業の広告だったんだ…

その次の日、Twitterに「PR漫画」のトレンドがのっており大炎上していました。私が見た漫画は、漫画家さん個人の判断で載せた感想漫画ではなく、PR漫画だったのです。

なぜPRだと公表しなければいけないのか

この騒動は「ユーザー(その投稿を見ている人たち)にPR漫画だと公表しなかったこと」が原因で炎上しています。そんなこと別に良いのでは?と思うかもしれませんが、PR漫画だと公表しなければユーザーを騙す行為に繋がってしまい、投稿者や企業の信用が損なわれます

例えば、PR漫画だと知らないユーザーが「この人(投稿者)がこんなに高評価しているし、大勢の人がリツイートしているんだ。そんなに良いなら観に行こうかな」という気持ちになるとします。
しかしこの投稿は、企業がお金を出して投稿者に宣伝してほしいと依頼したもので、個人の感想ではなく、企業側の広告。投稿者の感想だと、投稿者を信じていたユーザーが、投稿者に騙されてしまったことになります。それほど第三者の意見というのは、人々に大きな影響を与え、世間に知られている有名な方ほどユーザーに大きな影響を及ぼします。

ステマについて

今回の「アナ雪ステマ騒動」に関して

今回の「アナ雪ステマ騒動」の件では、投稿者、企業ともにステマを否定しています。しかしネットのニュースを見ていると不自然な点ばかり…真相はわかりませんが、ユーザーに不快な気持ちを与えてしまったことに変わりありません。
参考:アナ雪2のステマ騒動で考えるべき、ステマ疑惑の大きすぎる代償

「アナ雪」の印象が悪くなってしまったのが悔しい…

私はこの件について「騙された!」という怒りの気持ちより、大好きな「アナ雪」があまり良い印象ではなくなってしまった悲しみの方が大きかったです。この騒動を知ったまだ観ていない人たちが、「私たちを騙そうとした映画だ」「ステマするほど観客が少ないってことは、面白くないのかな」と感じてしまったら、映画の本当の素晴らしさが届かないまま悪い印象で終わってしまい、観てもらえないかもしれないのです。

何より許せないのは、この騒動を知ったアナ雪のクリエイターの方々がどう思うでしょうか。何年もかけて製作し、一生懸命私たちを楽しませようとしてくれたクリエイターの方々の気持ちを踏みにじる行為です。

また、今後観たユーザーが「この映画の良さを伝えたい」と思ったとしても、Twitterで投稿しにくくなってしまいました。ステマだと疑われるのは不本意だし、炎上するのは誰でも嫌ですよね。

それほどステマは信用を失うものであり、悪い印象を与えてしまいます。ユーザーを騙してお金を受け取っているということになりますので、一度ついてしまった悪い印象はなかなか拭えません。

ステマは信用を失うもの

情報操作からは逃れられない

今回は不自然な点が多数見つかり、ステマだと発覚しました(関係者は否定していますが)。しかし、ネット上ではこのような「広告だと公表していない広告」は多数存在すると思いますし、私たちが情報操作されているのは間違いありません。それほど情報が溢れかえっている中で、どんな情報を信じたら良いのか、個人の選択が重要なのではないでしょうか。とは言っても、何が正解で何が嘘なのかわからないのが現実です。

個人の選択が重要

ユーザーの選択が迫られている

信用問題につながる「ステマ」は、有名な方達だけの問題だけでなく、情報を受け取る私たち、一般ユーザーにも大きく関わることです。「あの人がオススメしていたから」「みんながあれ良かったよと褒めていたから」など他人に流されず、自分が見て、体験して、本当に良いと思ったものを選択していくことが、今後もっと重要になってくるのではないかと考えます。

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