自社の独自製品のデジタルマーケティングを、全てSoichiroに依頼しています
オンレイ代表取締役副社長 宮坂洋一氏、広報担当 加藤智宏氏にSoichiroに自社のデジタルマーケティングを依頼した経緯とその効果について詳しく聞きました。
- 事業内容
- 独自の全館空調「オンレイECO床暖システム」の開発、製造、販売
- 導入実績
- 全国5000棟以上。
- 設立
- 2011年
- 従業員数
- 12名(2021年8月現在)
直接の販売先である工務店だけでなく、エンドユーザーの「オンレイECO床暖システム」の認知度を上げたい。
顧客の真意を理解し、ぜひ一緒にやりたいと積極的な姿勢を示してくれるところ。
- 方針への理解度の深さ
- Soichiroは個性的な会社だった
- 親近感、共に成長できる期待感
このような点が「自分たちに合っている」と感じた。
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デジタルマーケティング施策によって、「全館空調」のGoogle検索結果が1位に。
製品と関連性の高いワード「全館空調」での検索結果。広告のすぐ下、1位での表示をキープ。
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見込み顧客情報はHubpostを使い一括管理。営業に必要なデータはすぐ集められ、告知や広告も顧客情報をもとに迅速に行える。
顧客情報の管理だけでなく、さまざまなビジネス向け自動化ツールを駆使して顧客ニーズに寄り添った営業スタイルへとシフトチェンジ。
「オンレイECO床暖システム」のデジタルマーケティングを、
すべてSoichiroに依頼しています。
オンレイは、Soichiroにどんな業務を依頼したのですか。
弊社は「オンレイECO床暖システム」のデジタルマーケティングを、すべてSoichiroに依頼しています。概要は次のとおりです。
1. 「工務店向けWebサイトの一新」
「オンレイECO床暖システム」は、工務店(販売代理店)が施主(エンドユーザー)に提供する形で販売します。弊社の直接顧客は工務店であり、工務店向けのWebサイトは重要です。従来あったWebサイトを、Soichiroに依頼し、一新しました。
2. 「エンドユーザー向けWebサイトの新規制作」
商品の使用者である施主(一般消費者)に「オンレイECO床暖システム」をもっと知ってもらえるよう、Webサイトを新たに設けました。
3. 「市場調査、競合調査」
デジタルマーケティングの実施に先立ち、市場調査、競合調査を依頼しました。
4. 「ネット広告の出稿・運用の支援」
制作したWebサイトへの来訪者が増えるよう、Google、YahooでのWeb広告を行っています。運用はすべてSoichiroに依頼しています。
5. 「SEO対策」「コンテンツマーケティング」
家を建てたい人に、役立つ情報を提供するための自社メディアを運営しています。Webサイトの検索順位を上げ、自然検索での流入数を増やすことが目的です。Soichiroには月3本のペースで記事の制作・投稿を依頼しています。
6. 「マーケティングオートメーションの導入、コンサルティング、運用支援」
Webサイトを通じて得た問い合わせに、有効かつ効率的な営業を行うためにマーケティングオートメーションを導入しました。導入・運用支援、コンサルティング、Webサイトとの連動などを、Soichiroに依頼しました。
最初はデジタルマーケティングを、むしろ「避けて」いました。
オンレイがデジタルマーケティングを導入した経緯を教えてください。
以前はデジタルマーケティングを、むしろ「避けて」いました。
Webサイトは会社設立と同時に作りましたが、具体的な情報を極力、載せないよう気をつけました。これは「同業他社へのノウハウ漏洩」を危惧してのことです。
工務店の開拓は、FAXやダイレクトメールなどで行い、機密保持契約を必ず結びました。デジタルではなく、足で、地道に開拓しました。この取り組みは成功しました。
しかし、やがて限界が来ました。最初に収集した工務店データは使いつくし、ダイレクトメールの送り先がなくなってしまいました。
その頃から世の中はデジタルに移行しはじめました。オンレイも、10年近い地道な活動を通じ、実績と評判を得た。もう同業への情報流出は、さほど心配しなくてよい。むしろ自社製品を、広く世に発信するべき時期である。そう考え、デジタルへ方針転換しました。
その後、デジタルマーケティングの委託先企業の選定を始めました。
10数社を比較し、Soichiroを選びました。
選定はどのように行いましたか。
まずはネット検索と知人からの紹介を通じて、10数社を候補に挙げ、その後、各社にひたすら問い合わせました。
最初は数十万円程度ですむと思っていましたが、どの会社の見積もりもそれをはるかに上回る。最初はふっかけられているのかと思いましたが、どの会社も見積額は大きく変わらない。そのうち、きちんとやるには予算が必要なのだと、相場が理解できました。そして出会ったのがSoichiroです。会って話を聞き、「ここは自分たちに合っている」と感じたので、依頼することに決めました。
Soichiroは弊社の真意を理解し、
ぜひ一緒にやりたいと積極的な姿勢を示してくれました。
どんな点が「自分たちに合っている」と感じたのですか?
条件1.「オンレイの方針への理解度の深さ」
直接の販売先である工務店向けの他に、エンドユーザー向けのWebサイトも作りたいという、私たちの構想。これを伝えると、中には「なぜそんなことをするのか」といぶかしむWeb制作会社もありました。この人たちは、Webサイトはつくれても、ビジネスは理解してくれない、そう感じました。しかしSoichiroは弊社の真意を理解し、ぜひ一緒にやりたいと積極的な姿勢を示しました。
条件2.「Soichiroは個性的な会社だった」
SoichiroのWebサイトには扇塚社長の「個性」がよく表れていました。雰囲気、ウンチク、写真、どれをとっても、面白い。実際に会って話しても、やはり人間的な魅力のある社長でした。
条件3.「親近感、共に成長できる期待感」
Soichiroは、私たちと同じ墨田区でがんばっている企業であり、親近感がありました。一緒に仕事することで、共に大きくなれる、成長できる、そんな期待感、共感がありました。
導入効果
デジタルマーケティングを開始して1年以上が経ちました。ここまでの導入効果はいかがでしょうか。
エンドユーザー向け、工務店向け、いずれのWebサイトも検索で上位表示されています。問い合わせも増えました。エンドユーザー向けWebサイトを通じて「オンレイECO床暖システム」を知った施主が、工務店に働きかけた結果、工務店からオンレイに問い合わせが入り、その結果、契約が成立し、提携工務店になる、そんな事例も出てきました。これこそ私たちが望んでいた展開です。
見込み顧客情報はHubpostを使い一括管理しています。営業に必要なデータはすぐ集められる。告知や広告も顧客情報をもとに迅速に行える。その結果、エンドユーザーからお礼のメールをいただくことさえある。仕事にやりがいを感じます。
Soichiroの起用により、オンレイのデジタルマーケティングが良い形で離陸したことは、間違いありません。
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「全館空調」でのGoogle検索結果推移
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Hubspot顧客管理
「調査・戦略立案の費用」への印象
Soichiroでは、Webサイトの発注前、制作前の段階で「調査と戦略立案の費用」を請求します。Webサイトを発注しない場合でも、この費用は戻りません。この仕組みは、どう感じましたか。
この仕組み、抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、私は逆に信頼できると感じました。
そしてこの仕組みについては、「こちらも試されているな」と感じました。こちらが本気かどうかを見ている。ひやかし気分で「とりあえず提案してみてくれない?」と言ってくる顧客を排除しようとしている。
そこまでやるからにはSoichiroも真剣なはず。この挑戦、敢えて受けることにしました。
Soichiroと問題意識を共有し、次の手を打っていきます。
今後の期待をお聞かせください。
ここまで「仲間」のような形で仕事をしてきました。Soichiroはいい会社だと思います。取引先である、地方の建材会社に、Soichiroを紹介したこともあります。
今回の取り組みを通じ、「一般ユーザーの認知度を上げる」という当初の目的はある程度、達成できました。一方で、流入者とサービスのミスマッチを減らすためにはどうしたらよいかという課題も浮彫りになってきました。Soichiroと問題意識を共有し、次の手を打っていきます。
オンレイは「ECO床暖システム」をさらに全国へ広めていきます。Soichiroはその取り組みを、デジタルマーケティングの拡充を通じて支えてください。これからも共に成長していきましょう!
オンレイは「快適な全館空調」を提供する会社です。従来の全館空調は床断熱とエアコンによるもので、室内には温度ムラがあり、夏は暑く冬は寒くなりがちでした。私たちの「オンレイECO床暖システム」は、建物の基礎部分から断熱し、床下から全体を冷暖します。温度ムラもなく、夏も冬も快適な温度が保てます。
「オンレイECO床暖システム」は私たちが独自に開発したものです。オンレイは、この独自製品を通じ社会に貢献するため、設立した会社です。提携工務店は208店、導入実績も全国で5000棟を超えました。