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「Web担当者Forum ミーティング2018 秋」に参加してきた vol.1

こんにちは!Soichiroのマツシマです。

Web担当者向け「参考になる」「役に立つ」情報が得られるセミナーイベント「Web担当者Forum ミーティング2018 秋」が虎ノ門ヒルズで11/13・14の2日間にわたり開催されました。

Web担当者Forumとは?

Web担当者Forumとは株式会社インプレスが配信しているウェブサイトの企画・構築・運営・技術・マーケティングに関する情報が集まったサイト。
こちらのセミナーイベントではWebの最新情報や、企業が行っている製品情報などが得られるということで行ってきました。

会場は東京都港区虎ノ門ヒルズ。

虎ノ門ヒルズ5階の5つの各会場で、9:30〜18:00まで開催されました。
1プログラム45分で行われるセミナーは事前予約制で興味のあるプログラムを事前に選びます。
今回は11月13日にマツシマが聴講した全7プログラムを紹介していきたいと思います。

1:売れるサイトのための最新SEO徹底解説

〜「知りたい」ではなく「買いたい」検索意図を狙うSEOの最新動向〜

登壇したのはWebマーケティングコンサルタントの住 太陽(スミ モトハル)さん。
サイト「SEO 検索エンジン最適化」の運営者であり、日本で最初のSEO解説書の著者でもある方です。今回の主題は“企業が物を売るためのSEO”。

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味です。
つまり、GoogleやYahooなどの検索エンジン(検索サイト)で、特定のキーワードで検索した際に上位に表示されるための対策のことです。

引用:SEOってそもそも何!?

「世の中で流通しているSEO情報のほとんどは、広告収入で生きているサイトがPVを集める方法論ばかり」とし、「たいていの企業は知りたい人に知識を教えてあげるのが仕事ではなく買いたい人に売るのが仕事」であり、そのための施策を行うことが必要とのこと。Googleのアルゴリズムは日々変化していますがGoogle検索の仕組みを理解することが重要で、ユーザーは検索する時に

  • 「知りたい」
  • 「行きたい」
  • 「やってみたい」
  • 「買いたい」

の4つの意図に分ける事ができ、Googleは検索語句から4つのうちどの行動に該当するのかを判断し検索結果を各意図ごとに変えているそうです。つまり物を売りたい企業は「買いたい」人に向けて適切な訴求をすることをWeb上では意識すべきと仰っていました。
またネット上に挙げられている口コミ・評価をGoogleが判断しSEOに反映するので、Web上だけでなく実際のサービスや製品や企業イメージなどの向上も大切とのことでした。

2:ウェブ・アプリ・リアルの様々なデータで、良いCX(顧客体験)を提供する方法とは

登壇したのは株式会社プレイドの梅村さん。
Webサイトに訪れたユーザー1人1人に対して最適な接客を可能にするツールKARTEのプロモーションと共に、企業が良い顧客体験を提供するためのポイントをレクチャーしてくれました。

KARTEはユーザー1人1人のWeb上での動向をリアルタイムでチェックすることが出来ます。そこから得られる情報を元に「Aさんにはクーポンを」「Bさんにはキャンペーンを」といった個人に合わせたサービス展開を実現するツールです。
株式会社プレイドの梅村さんは

  • お客さん1人1人の思考・感情を把握し接客すること
  • お客さんに対して適切に企業のメッセージを伝えること

このことが売上に大きく貢献するとのこと。
社長の扇塚が日頃から言っている「Webでの接客」「お客さんの感情や背景を理解すること」と同じことを梅村さんも仰っていて、時代やツールは変われど“お客さんをもてなす”ことの本質は変わらないことを再度認識しました。

3:LINE活用から考えるCRMコミュニケーション

LINEはLINE公式ブログにて、LINE@を「LINE公式アカウント」「LINE ビジネスコネクト」「LINE カスタマーコネクト」とサービス統合し、サービスの名称を「LINE公式アカウント」とすることを公表しました。

引用:LINE@サービスが統合へ。フリープランでも動画メッセージやセグメント配信が可能に

LINEのサービス統合にからめ自社のサービスをプロモーションしたのは、シナジーマーケティング株式会社の佐久間さん。
集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル・メッセージング、分析まで、CRMのあらゆる活動を支えるシステムSynergy!を提供している会社です。LINE@では広告やクーポン情報など一斉送信できますが、お客様1人1人に合わせて送り分けが出来ません。それを可能にするサービスがSynergy!です。
LINEでプロモーション活動を行っている企業は多いですが、今回のLINE統合のニュースを受け、改めて“顧客ひとりひとりに適したコミュニケーション”の重要性をお話して下さいました。
佐久間さんによると顧客とのコミュニケーションに重要なポイントは4つあるとし、

  1. 情報を届けたい人へ
  2. 最適なコンテンツを
  3. 最適なタイミングで
  4. 最適なチャネルで届ける

これらのポイントを抑えることが“顧客1人1人に適したコミュニケーション”において重要であるとのこと。
ここでも、弊社が目指す「ホームページでの接客」と通じるものがあるなと感じました。
そしてLINEでのプロモーションも手段の1つに過ぎず、お客様とのコミュニケーションはTwitterやダイレクトメールなど様々な方法があることを念頭に使い分けが重要なのだと学びました。

拡がるチャットボットの活用事例とチャットボットが提供する価値

NTTドコモ × インターメディアプランニングによるチャットボットサービスRepl-AI (レプル・エーアイ)をプレゼンし、チャットボットについて解説したのは株式会社NTTドコモの小林さん。

「チャットボット(chatbot)」とは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能を活用した「自動会話プログラム」のこと。

引用:チャットボットとは

小林さんによると、日本の労働力人口は減っておりそれを助けるのがチャットボットとのこと。オペレーター1人あたり1時間で対応出来る顧客数は3人と計算すると、チャットボットで対応することで大幅なコストダウンが見込めるそうです。
チャットボットの実務においての利点は

  • テキストとして記録に残るため双方が「言った」「言わない」等のトラブルが起きにくい
  • 匿名性があるため気軽に問い合わせることができる
  • 窓口が閉まっている時間帯でも問い合わせが可能

とのことで、いずれもお客さんにとってメリットがあるサービスだそうです。
私もLINEのチャットボットとやりとりを楽しむ程度ですが、企業のキャラクターや返信が面白く、これこそが企業と顧客のコミュニケーションの一貫なのだと認識することが出来ました。

なぜ、多くの企業が「アニメ×マーケティング」をやるのか?

~アニメ活用を成功に導くために知っておきたい5つのポイント~

続いてはアニメを使ったマーケティング事業を展開しているアーチ株式会社の吉田さんと代表の平澤さんによる講演。

弊社代表 平澤が、前職・ウルトラスーパーピクチャーズ在籍時に企画・プロデュースとして携わった、株式会社丸井グループのオリジナルアニメーションCM「猫がくれたまぁるいしあわせ」が、優れた「アニメ × 異業種」の取り組みを表彰する 「第2回アニものづくりAWARD」のオリジナルコンテンツ部門金賞を受賞いたしました。

引用:丸井グループCM「猫がくれたまぁるいしあわせ」が「アニものづくりAWARD」オリジナルコンテンツ部門金賞受賞

6:機械学習を最大限活かすための明日から使える5つのポイント

私たちはホームページ制作だけでなく、GoogleとYahoo!が提供している広告サービスを活用し、ホームページによる成果が得られるよう日々業務にあたっています。
最近のネット広告ではAIによる機械学習が盛んで、AIを取り入れることによって注文数が増えたケースもあります。

この講演では、機械学習を使いこなし広告効果を出すためのポイントを学びました。
登壇したのはインターネット広告代理店メディックスの當流谷(とうりゅうだに)さん。
広告運用において、AIを使いこなせなかったことによる失敗と仕組みを理解して使って成功したケースが紹介されました。
実例を踏まえ、広告運用において具体的に行うべきこと、実践に使える知識を提供してくださいました。

上記のように、現在はAIの精度も高まり信頼度も高まってきていますが、やはり使う側がきちんと仕組みを理解することが重要で機械化しただけでは成果は得られないのだと学びました。

7:「1年でPV300%以上アップ」を実現!! ボクシル、ビヨンドを手がけるスマートキャンプのSEOを重視したメディア戦略

ブログ記事や情報系記事をより多くの人に読んでもらうための方法を解説をスマートキャンプ株式会社の時田さんが解説してくれました。
スマートキャンプ株式会社では法人向けITサービスの比較・検索・資料請求サイトBOXIL(ボクシル)と「ラクして、賢く」をコンセプトに、ビジネス・テクノロジー・ライフスタイルなどの情報を発信するメディアBeyond(ビヨンド)を運営しています。
時田さんは上記のメディアにて様々な情報発信を行っており、それらの記事が次々と検索結果1位に表示された経験を持っています。

検索結果1位とは、特定のキーワードで検索した時に一番上に表示されることです。
何万件のサイトがある中で1位を獲得するのは大変意味のあることです。
弊社でもクライアントのブログ記事を書かせていただいていますが、クライアントのターゲットが求めているであろう情報を書くことで、企業アピールにもありますし実際に注文を獲得することも可能です。
ですがその為には検索結果の上位に記事が出てこないと、多くの人の目には留まりません。今回は検索の上位に表示される為のコツを実体験を元に解説してくれました。
いくつかポイントがありますが、中でも重要なのが読み手の知りたい情報を網羅することです。

ヒートマップとはデータを可視化するために、行列型の数字データの強弱を色で視覚化する方法です。
WEB解析においてのヒートマップの仕組みは、マウスの動きを追跡し、そのマウスのログからヒートマップを作り出しています。

引用:ヒートマップとは

スマートキャンプ株式会社時田さんは、実際に書いた記事を株式会社ユーザーローカルが提供するヒートマップ解析ツールを使い「読み手がどこを読み込んでいるのか」を特定し記事の精度を上げていったとのこと。
このようにして読み手に合わせて記事の精度を上げることで検索結果上位になり、その結果メイン事業への申し込みを多く獲得することができたそうです。
ここでもやはり、読み手=お客さんが求めていることを把握し接客する姿勢が大切だと実感しました。

まとめ

丸1日のセミナーイベントでしたが、どの講演も大変勉強になりました。
1日を通してマツシマが共通して実感したことは「ツールや技術が発達しても、サービスを提供する上で変わらないのはお客さんにより良い製品・サービスを届けること」なのだということでした。
“より良い製品・サービスを届ける”ことを体現しているモノづくり企業のみなさまが安心して最新のインターネット技術をご活用頂けるよう、今回のようなセミナーに積極的に参加し吸収していくこと。そして、クライアントさんと同じように顧客目線を大切にしながらWebサービスを提供していきたいと強く思いました。

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