ニーズ調査備忘録
こんにちは!サイトウです。 入社して4ヶ月と少し経ちましたが、徐々に戦略や提案の部分にアシスタントとして携わらせていただくことが増え、初めてのことが多く周りの先輩方に助けていただきながらなんとかついていってます。
今回は初めて行った顧客の「ニーズ調査」にて学んだことなどをお話ししていきたいと思います!
少し似た観点で、先輩のユーザビリティの記事もありますのでこちらも是非読んでみてください!
そもそもニーズ調査とは?
マーケティング戦略に限らず日常でもよく耳にする単語ですが、「もっとこうなってほしい」「もっとこうなればいいのに」というサービスや商品に対する欲求のことを指すのが一般的です。
例えば、「このカフェで本を読むのが好きだから、本屋も併設してほしい」など、ユーザーが感じる不安や不満などを解消したい欲求のことをニーズと言います。
また「ニーズ」の他に「ウォンツ」という言葉があります。この場合のウォンツは「ニーズを達成させるための手段」であり、ニーズとは少し意味が違います。
わかりやすくいうと、ウォンツはあくまで手段のため、代替が可能です。上の図であればマフラーでも手袋でもダウンジャケットでもいいのです。ただニーズは「寒いから防寒したい」という代替が不可能なものであり、ニーズ調査で見つけて行くべき部分はここなのです。 この人からわかるニーズというのは、マフラーでもなく手袋でもなく、「防寒したい」という気持ちのことを言います。
「売る側」ではなく「買って使う側」「サービスを享受する側」で考えることが重要になります。
実際に取り組んでみた
上に偉そうに書いた文章は取り組んだ後に学んだことで、実際に取り組むまで全く知らないことでした。(お恥ずかしい限りです) ここからは私が実際に取り組んでみて、上記以外で学んだことや注意点をお話したいと思います。
今回私が取り組んだニーズ調査は、とある企業で「働いている人」「働こうと考えている人」「取引先」の三つの立場の懸念点とその業界の年収を中心に調査をしていきました。
今回私はYahoo知恵袋や教えて!goo、Twitterなどを使用して調査しました。
(実際にインタビューをするなど他にも色々方法はあります!)
また、ラッコキーワードというサジェストキーワードというサジェストキーワードを簡単に取得できるサイトも活用することができます。
検索バー右側のプルダウンを「Q&A」に変更しキーワードを検索することで、そのキーワードに関する質問などが一気に取得できます。
検索する時のポイント
やたらに検索して情報を羅列するだけでは、的確なニーズ調査は行えません。(私は最初やたらめったら検索して羅列していました。反省…) そのキーワードで絞って検索する人・質問する人の経緯や、他社と比べるポイントなどを踏まえて意識し情報を精査する必要があります。また比べるポイントも、「値段」なのか「距離」なのか、調査する対象の企業と近い要素を見つけなければなりません。
例えば「ケーキを買う人」のニーズ調査だと、「街のケーキ屋さんのショートケーキ」と「高級アフタヌーンティーのショートケーキ」では比べる対象にはなりにくいですよね。
反省点
実際にニーズ調査をしていくと、注意点や反省点がたくさん見えてきました。 ずっと同じことを調べていくと、同じ情報が同じように入ってくるため段々と「この人はこう考えるだろう」と自分の中で情報を省略してしまう癖ができ、結局その仮説を裏付けしていくような質問回答しか入ってこなくなる…という恐ろしい現象が起こりました。今思うと完全に泥沼ですね笑
そんな時に先輩に「一度まっさらにしてみては」と助言をいただき、全く別の視点から全く違う検索方法で調査を再開し事なきを得ました。
また、ニーズ調査は終わりがなく調べれば調べるほど情報が出てくるため、どこかで線引きしなければいけないことも学びました。ただそこでも、必要な情報は切り捨ててはいけないので、何が必要な情報で何が不必要なのかを考えることも大事になってきます。私はこの部分が今でもできていないので今後の課題です…
まとめ
今回は戦略においてのニーズ調査について学んだことをお話しさせていただきました。全く未経験の世界のため、手探り状態のままなんとか取り組んできましたが、まだまだ学ばなくてはいけないことが多い世界だと感じました。 このニーズ調査をしっかりできれば、具体的なアプローチ方法やコンセプトを固めていく工程などがスムーズに行えるため、しっかりとものにしていきたいです!