HubSpotカンファレンスInbound22の参加レポート、HubSpotを当社が扱っている理由
2022/9/6から開催されたHubSpotの年1回のカンファレンスに参加してきました。
コロナの影響でリアル開催は3年ぶりとのこと。新機能の紹介含め、特別講演としてアメリカ44代オバマ大統領、自然保護活動家のジェーン・グドール氏の講演がありました。
会場はジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港からタクシーで10分以内の「ボストン会議場 & 展示場」 (Boston Convention and Exhibition Center)
今回下記の件について記事にしてみました。
- 何故わざわざ、アメリカボストンまで来たのか
- HubSpotの何が良いのか
- 今回のカンファレンスで発表されたことで変わること
何故わざわざ、ボストンまで来たのか
HubSpotを2018年から利用しており、ほとんどのお客様に導入させてもらっております。決して当社の規模からして安くはない15万円/月、年間200万円弱を投資しております。
その投資先のツールとして「使い続ける価値があるのか」を直に体感する為に来ました。
HubSpot愛のあるパートナーとユーザーがおよそ150カ国からオンライン含め数万人の方が参加されているとのことで、とてつもない規模に圧倒されました。
何故HubSpotを当社が扱っているのか
HubSpotは、顧客管理システムがベースとなっているマーケティングツールです。HubSpotが提唱しているビジネスモデル概念、「フライホイール」と「インバウンド手法」が私の価値観に合っているというのが、使い続けている理由です。
フライホイールとは
フライホイールとは、集客から顧客化、顧客サポートまでが円のような流れで行われ、繰り返される。これに反し、下記のような漏斗型(ファネル)とは、サービスを提供し終えるような流れを表す点が、考え方の違いであると理解しています。
HubSpotの公式サイトでは下記のように説明をされています
フライホイールとは、卓越した顧客体験の提供を目指して組織全体が結束したときに生み出されるエネルギーを表すために、HubSpotが採用したモデルです。
優れているのは、エネルギーを蓄え、放出する点です。ビジネス戦略について考えるとき、それが非常に重要な意味を持ちます。このモデルは、イギリスの発明家であるジェームズ・ワットが考案した「フライホイール(はずみ車)」を元に着想されました。フライホイールは、シンプルな構造でありながら、驚くほどエネルギー効率に優れています。蓄えられるエネルギー量は、回転速度、摩擦の大きさ、サイズによって変わります。電車や自動車の車輪をイメージするとわかりやすいでしょう。
顧客をビジネス成長の原動力として活かすには、このエネルギーを利用することが特に重要です。
インバウンド手法
フライホイールと共に語られるインバウンド手法。
逆のアウトバウンド手法とは、アポ無しで訪問したり、タイミングなど考慮しない電話営業を「土足型の営業手法」と例えられるかと思います。
インバウンド手法は、「お客様に価値ある情報を発信して来ていただく」というのが根本にある思想です。
この「お客様に価値ある情報を発信して来ていただく」の考え方が、HubSpotが好きな理由です。
何故HubSpotを当社が扱っているのかのまとめ
見込み顧客に価値ある情報を提供して、ホームページに来て頂き(Attract)、見込み顧客に対して、適切なタイミングで適切な情報で接し顧客になって頂き(Engage)、顧客に対して、支援し続け満足いただく(Delight)。
これを行うことで、フライホイールに弾みがつき、ビジネスが発展する。
とっても本質的であると思っています。見込み顧客惹き付け、顧客を支援するまでの各工程で適したツールを備えているのがHubSpotであると考えます。
今回のカンファレンスInbound22で発表されたこと
HubSpotの最高経営責任者(CEO)、ヤミニ・ランガンがしきりに発していた「Disconnected」。
HubSpotの最高技術責任者(CTO)兼共同創業者、ダーメッシュ・シャアが「Connect」でつながる次のHubSpotについての説明をしました。
Disconnected:
- 離ればなれの
- 切れ切れの
- まとまりのない
今回の大きな方向性として、社会情勢の変化で離れ離れになりつつある関係を、より「自社と顧客」や「顧客同士」繋がりが強化されたことが大きな発表だったかと思います。
詳細は「新時代に必要なのは 「つながり」に強いCRM」
HubSpotを更に成長させているアプリマーケットプレイス
カンファレンスに参加し、HubSpotと連携できるアプリの会社が多く参加していました。
皆様にわかりやすい日本のHubSpotと連携できるアプリとして、HubSpotとLINEが連携できるものがあります。
このアプリによって「既存の顧客情報とLINEユーザーを連携し、一人ひとりに合ったLINEコミュニケーションを実現」が可能になったりします。
そのような、アプリを開発しビジネスができるようなプラットフォームを積極的に開放していることも大きな特徴であると知りました。
最新テクノロジーを駆使してながらも、マーケティングにおいて紳士で本質的であるHubSpot
ビジネス発展の為に欠かせないマーケティングツールとして確信を得た、Inbound22@ボストンの参加でした。
ITの業界において、派手に見られたりするかと思いますが、本質的でマーケティング活動に活用できるツールです。無料のプランから活用ができますので是非、ご利用いただければと思います。