不安を和らげる マイクロコピー集
マイクロコピーとは、メルマガ登録ページや購入ボタン、ナビゲーションなどの小さなスペースに表示されている短めのコピーのことです。ユーザーに行動を促すうえで非常に大きな効果が期待できます。
今回は不安を和らげるマイクロコピーについてのポイントと事例を紹介します。
マイクロコピーを作成する時は、ボタンの下にユーザーが抱える不安や疑問を解消する言葉を設定してください。例えば以下のような内容のテキストにより、安心感を誘ってコンバージョンに導きます。
- 予約が確実に実行されることを明記する
- 不当な請求をしないことを明記する
- キャンセル可能なことを伝える
- プライバシーを守ることを約束する
予約が確実に実行されることを明記する
人気のある展覧会などでは行ってみたら当日券がすでに完売、もしくは窓口に時間をかけて並ばなければいけない場合があります。
そのようなことを回避するため、最近ではWEBサイトから日時指定で予約させるケースが増えています。
恐竜博2023の事例
今、国立科学博物館で開催されている特別展「恐竜博2023」のサイト。
目立つように赤色で「チケットはこちら」のボタンに誘導し、マイクロコピーで「本展は日時指定予約制です」を表示。ここでは入場する時間帯まで選ぶ必要がある。またクレジットカードで決済するのでパスワードの入力も必要。
写真は筆者撮影の展示の様子。目玉は世界最大級のT-Rexの2体の全身骨格。大迫力です。
不当な請求をしないことを明記する
ユーザーはうっかりして予期しないお金を失うことに敏感です。請求がこの時点で発生しないというマイクロコピーは効果的です。
また利用条件や料金が明記されていれば安心できます。
amazon music unlimitedの事例
筆者も利用しているamazon music unlimitedの事例。
スマホやpcで「1億曲以上が聴き放題」は魅力的。契約前に「最初の30日間無料。キャンセル・プラン変更も可能」のマイクロコピーで一安心。それ以降の月額料金はその下に具体的に明記されているので安心して申し込めます。
airbnbの事例
別荘&コンドミニアムレンタルのairbnbの事例。
予約ボタンの下に「まだ請求されません」とのマイクロコピーで安心して、次に進めます。結果的にコンバージョンのアップに繋がります。
キャンセル可能なことを伝える
申し込みしたあと後でもキャンセルが可能だと、ユーザーの心理的な抵抗感は少なくなります。
Amazon Primeの事例
有料の会員制サービスであるAmazonプライムの30日間無料体験の申し込み画面。ボタンの下の「いつでもキャンセルできます。」のマイクロコピーで安心感があります。
プライバシーを守ることを約束する
ユーザーのプライバシーを保護することを明記するマイクロコピーも、行動を後押しします。
サンマリエの事例
結婚紹介業のサンマリエの来店予約フォーム。
個人情報を入力する来店予約フォームで同意内容を送信ボタンの近傍に表示し、チェックを入れた上で送信することになっています。
【個人情報の取り扱いについて】の文章を読むと、この会社は【認定個人情報保護団体】の対象事業者であることも安心の要素です。
ゼクシイ縁結びの事例
婚活アプリのゼクシイ縁結びの事例。
「Facebookではじめる」のボタンの上に「Facebookには、一切投稿されません」のマイクロコピーでFacebookに投稿されたり、友人に知られたりする危険がないのでユーザーは安心してスタートできます。
過去のマイクロコピー集の投稿はこちら
行動を呼びかけるマイクロコピー集 (2023年4月更新)
ベネフィットを伝えるマイクロコピー集 (2023年2月)
不安を和らげるマイクロコピー集 (2023年5月更新)
信頼性をアピールするマイクロコピー集 (2023年2月)
ファンになってもらうマイクロコピー集 (2023年2月)
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