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戦略とは。フロンティアすみだ塾、坂本先生の講義で学び直し

Good and Newのおすすめ

小出義雄監督
  常に相手の長所を見出しそこに惚れ込むこと!
  美点凝視

戦略とは

1. ドメイン(事業領域)とは

自社が戦う土俵である。

3つの要素

  1. 上記をまとめたものは事業コンセプト。
  2. 顧客は何を求めているのか(顧客ニーズ)
    a.「ドリルがほしいのではなく、穴が欲しい」
  3. どう提供するのか(ノウハウ・技術・ビジネスモデル)

上記をまとめたものは事業コンセプト。

例)

  • スタバの3rd Place 1st:自宅 2nd:職場(学校)、顧客にとって「3番目の場所」
  • 鳥取のすなば珈琲
    • https://www.instagram.com/p/BVCZ7dCgTa3
    • スタバがオープンした時に、地元の珈琲店を応援してくださいというようなキャンペーンを実施。地元民をターゲットにした施策例
  • 女性西洋のフィットネスジム「カーブス」
    • 内装の工夫:鏡がない
    • 顧客は誰か
      • 9割以上が50代以上、8割以上が運動が苦手
    • 何を臨んでいるのか
      • より健康に。仲間も作りたい
    • どのように提供?
      • 30分サーキットトレーニング
      • おしゃべりOK
      • 鏡がないので自分の体型は見なくて済む
    • 事業コンセプト:女性だけの30分健康教室
  • 大塚家具の事例
    • ターゲット、提供方法が後継者から変わった

自社の事業ドメインを明確にする

  • 従来のドメイン
    • 顧客
    • ニーズは何か
    • どのようにニーズを満たすのか
    • 事業コンセプト
  • 今後のドメイン
    • 顧客
    • ニーズは何か
    • どのようにニーズを満たすのか
    • 事業コンセプト

2. 競争優位性とは

勝つための得意技。
自社らなではの強い・セールスポイント→”利益の源泉”となるコア・コンピタンス

オリンピックで使われた砲丸投げである日本の中小企業が製作した砲丸を使用。外国メーカーが何種類もあるにも関わらず、日本の零細町工場にて「手動旋盤」によって作られた砲丸が選ばれた。なぜか。
→重心がど真ん中の砲丸だから。鉄に不純物が入っているためコンピュータ制御ができない。

コンクリート・ヴァイブレータの製造を営むエクセン。売上減少傾向。しかし強みである「微細な振動技術」をたこ焼き用の焼き器具に活かした。焦げ付き防止。

3. 資源展開

限りある自社の経営資源。重点投下と手を抜くところの見極め。

  • スカンジナビア航空、「顧客と従業員との接点が生じる時間」に集中した。真実の瞬間
  • ライト兄弟が航空業界から消えてしまった訳
    →特許裁判の対応で忙殺されてしまった。
    →裁判はしかるべき弁護士にまかせ、開発に集中するべきだっだ

4. シナジー

中小企業の第二創業。既存事業+新規事業(シナジー発揮がポイント)

主なシナジー

  1. 販売シナジー
    既存の販売経路、販売組織、販売促進方法などの共有によって生じるシナジー。
  2. 生産シナジー
    既存の生産設備、技術ノウハウ、資材、生産人員などの共用によって生じるシナジー
  3. マネジメントシナジー
    従来の経営管理のノウハウを新事業にも活用できる場合に生じるシナジー
    例)星野リゾート
  4. 投資シナジー
    工場や機械に共用による追加投資の回避、研究開発成果の往訪による開発コストの節約

  • プロパンガスの販売会社が近年ガスとは関連の薄いある商材の販売を行い好評を得ている。
    • その商材は何か
      • 水の宅配サービス
    • その商材を扱う際のシナジーには、どのようなものがあるか
      • 新規設備投資が不要
      • 営業活動のしやすさ
      • 財務上の悩みも解消

持続的に自社を成長させる

HERMES、もともと高級馬具工具。常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズ)一山一家をモットーに新企業に臨む。

アンゾフの成長ベクトル

経営学者イゴール・アンゾフ提唱。いかに企業を成長させていくかという企業の根本的な命題に1つのフレームワーク。

  1. 市場浸透アプローチ
  2. 新市場開拓アプローチ リスク小
  3. 新製品開発アプローチ リスク中 開発のハードルが高い
  4. 多角化アプローチ リスク大

2,3が第二創業で狙うべきである。

新市場開拓アプローチ

  • 「柿の種」の米国市場進出。商品名「kakinotane」と標記する他にあるキャッチコピーをつけた。それは、”Not Fried ! Baked”
  • 青森のりんご。おおきなりんごは、中国では縁起が良い。小さいりんごは、欧州では小さくて甘い。
  • 理容院のレデースシェービング。航空会社のマイルプログラムで、犬の対象になった。今はハムスター等も対象になった。
  • お箸メーカーが、折れたバット素材を使ったお箸「かっとばし」や、他社と組んで印鑑「穂ホーム印」。靴べら「すべりこみ」
  • 石川の金箔工芸、金箔が剥げてしまう弱点があったが、ある「解釈」を付加することで顧客からのクレームを根絶。「泊がつく」(吉兆のしるし)
  • 鹿児島県垂水市の桜島の火山灰を「ハイどうぞ」として火山灰の缶詰

新製品開発アプローチ

  • エアバック進出した企業例。手榴弾の技術を転用した。技術の転用の例。

多角化アプローチ

大学翻訳センター。DHC

タイミング

今の事業が元気なうちに新たな布石を打つ!

アイデア評価シート

アイデア評価シート

ブレーンストーミングの4原則

  1. 批判厳禁
  2. 自由奔放
  3. 質より量
  4. 結合発展(アイデアがっちゃんこ)

戦略遂行における実効性確保のポイント

因果法則の理解:いかに良い種をまくことができるか。C Whyの繰り返し徹底:発生した問題に対してWhyを繰り返す。
注意点として、副作用があり、社員を追い詰める場合がある。その場合、上手くいっている点から考えるWhyの繰り返しがある。
フリーズする場合がある。その場合は、社内で褒められる経験がないと思われる。

Whyの繰り返し徹底

自社の存在価値アップへのマネジメント力の強化

PDC

座高測定は廃止になった。惰性になっている業務はないかを知る。
慣れからくる惰性を脱却する。

アクションの実効性を高める実践のコツ

ユニクロの柳井さんの取り組み、「1勝9敗」。10回バッターボックスに立っている。
失敗のたびに経験値があがる。

まとめ:更なる成長のために必要なこと

  • あるべき姿の明確化:経営者自身が気付いていないケースが多い。
  • 課題・問題点の発見抽出 あるべき姿とのギャップの認識
  • 進むべき方向性の確認

なにより経営トップによるブレない、ビジョンとミッション

今こそ不易流行の実践を

時代がどんなに変わっても、変えてはいけないもの
時代の変化に合わせて、変えていかなければならないもの
不易とは、使命(ミッション)を持つ。
ヤオハン和田氏:創業の精神を忘れて拡大に走った。和田かつ氏の「熱海の大火」(1950年)経験。被災した市民に店の在庫を無償提供。「また天秤棒からはじめれば良い」
2000年3月会社更生法計画が裁判所より認可されたが、前倒しで再生計画を達成する。
熱海に根強いファンがいた。使命、果たすべき使命を忘れてはいけない。

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