9/1は防災の日。子どもに「防災」どう教えますか?防災絵本とマンガの紹介
あっ!地震だ!
まず、あなたは何をしますか?社内の人は?あなたのお子さんは、どうすると思いますか?
もうすぐ9月1日、防災の日。
ママ防災士スタッフ Yumiko が、大人にも抵抗なく、小さなお子さんにも防災について知ってもらえるような絵本とマンガをご紹介します。
- 小さなお子さんに初めて読んであげるなら
1、「ぐらぐらゆれたら だんごむし!」 - 読み聞かせから、話し合うきっかけ作りに
2、「地震がおきたら」 - 地震についてしっかり学ぶなら
3、「じしんのえほん こんなときどうするの?」
4、「あっ!じしん」 - 避難訓練について教えたいなら
5、「はなちゃんの はやあるき はやあるき」 - マンガなら読めるという方に
6、「クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら」 - 「東京防災」が絵本になった!
7、「ハローキティのおしえて!防サイくん」
1、「ぐらぐらゆれたら だんごむし!」
しかけ絵本になっていて、小さな子どもも自分でめくって楽しむことができます。何より、絵がとってもかわいらしい!
ごはんを食べていたらどうする?うんちをしていたらどうする?公園で、おふろで、など、その時とるべき行動が動物さんたちの真似をすることで、シンプルに表現されています。全部ダンゴムシではありません。
しかけを使って、クイズ形式やゲームとしても。擬音語を使い、字も少ないので、絵本に興味を持ち始めたばかりの小さなお子さんに特におすすめです。子どもへの最初の防災絵本、といってもいいのではないでしょうか。
なお、ダンゴムシのポーズについては、賛否両論あるようです。ダンゴムシのポーズをとると、まわりが何も見えなくなります。何かが落ちたり飛んできても避けられないというのが理由のようです。
しかし、小さな子どもにはパニックを起こさないよう、グラグラしたら慌てない!ダンゴムシになればいいんだ!という指標を与えるのは、ひとつの手だと思います。
2、「地震がおきたら」
子どもとお母さんの会話形式で、地震がおきたらどうなる、とお話が進みます。小さな子どもでも、こんな時できることがあるんだよ、と「自助」「共助」に主眼が置かれています。
「ぼく、ほかにもできることがあるかな?」「あたしも!」
普段からこんな会話ができるようになっていたいものだと思います。
3、「じしんのえほん こんなときどうするの?」
この絵本は、まず絵本としてさらっと読めます。もう少し深める場合は、左下に子供向けにポイントや情報が書かれています。さらに右下には大人向けに、子どもに何を教えたらいいか、普段からできることなどが書かれています。
どこまで読み込むかで、対象が変わります。左下のポイントを一緒に考えられる、年長さん~小学生くらいのお子さんだと、より理解は深まるでしょう。
また、ネタバレですが、この絵本ではみんな無事なので安心して読めます。3.11東日本大震災前の本ですが、内容は古くはなっていないと思います。
4、「あっ!じしん」
子どもが大好きな鈴木まもるさん、うちの子も乗り物の絵本が特に大好きです。
地震が起こった際に起こるであろうことが、かなり細かく描かれています。本棚が倒れる、はもちろん、飼っていたへびが逃げるところまで!ヒエ~。また、家の中、保育園、幼稚園、学校、スーパー、地下街、地下鉄、山や川や海、がれきの中を逃げるところまで、いろんなケースが想定されています。
どんなことが起こるか細かく絵で描かれているため、大人にもおすすめです。
5、「はなちゃんの はやあるき はやあるき」
東日本大震災で「奇跡の脱出」としてニュースになった、岩手県野田村保育所をもとにした絵本です。毎月1回の避難訓練が、園児たちの命を救いました。
優しい絵と、はなちゃんのがんばっている姿が、子どもたちにも受け入れられやすいと思います。
「じぶんで じぶんを まもるのですよ!」えんちょうせんせいがいつもいっていました。
こんなに便利な世の中で暮らしていると、大人でも自分の命を守るのは自分だ、という意識を忘れてしまいがちです。今一度、実際に「やってみる」ことの大事さを見つめ直したいと思う本です。
6、「クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら」
オラ、野原しんのすけ5歳!
もしも子供たちが一人ぼっちの時に災害に遭ってしまったら?どんな行動をとればいいの?どう準備すればいいの?
お子さんが1人でお留守番できるようになると、十分にあり得る状況ですよね!
情報量もしっかりありますが、マンガとイラスト解説で抵抗なく知識を得ることができます。全ての漢字に読み仮名がふってあります。
ぜひ一度お手にとってみてください
以上、地震とその後の火災と津波についてがメインですが、簡単に読める本ばかりです。お子さんはもちろん、日本語がよくわからない外国の方や従業員さんに読んでいただくのもいいでしょう。ぜひこの機会に一度手に取ってご覧ください!
7、あの「東京防災」が絵本になりました!
「平成30年3月に発行した「東京くらし防災」を活用し、幼い子を持つ親と子が読み聞かせ等を通じて一緒に防災を学べるように構成した絵本形式の冊子です。(「「とうきょうぼうさいえほん」について」令和元年10月25日)
小さいお友だちも、大きいお友だちも大好き、キティちゃん!ふられたお仕事は断らないことでも有名です。今回はキティちゃん一家総出で防災を教えてくれます。
小さな子どもに知っておいてほしいこと、家族で決めておくべきこと、とにかくこれだけは!というポイントがギュッと凝縮されていますよ。
都内幼稚園・保育所等を通じて配布され、子どもたちは「絵本をもらった!」と大喜び。字が読めない子たちもかわいい絵を眺めて早速楽しんでいました。
2020年3月31日まではこちらのリンク先よりPDFでダウンロードできるほか、都内子供家庭支援センターや区市町村施設に設置されています。(2020/2/6追記)
「東京都の小池百合子都知事は3日開会した都議会の第3回定例会で、子供向けの防災絵本を作成する方針を明らかにした。直下地震などへの対応策について都が作成した冊子「東京防災」を絵本にして子供たちへの理解を深める。
豪雨災害において被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます
末尾ながら、この度の九州北部豪雨災害をはじめ、各地で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を祈念いたします。
なお、経済産業省は、佐賀県の10市10町に災害救助法が適用されたことを踏まえ、被災中小企業・小規模事業者対策を行うことを決定しました。詳しくはこちらをご覧ください。「令和元年8月の前線に伴う大雨による災害に関して被災中小企業・小規模事業者対策を行います」
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