新卒デザイナーが考えた「デザインの基本」
こんにちは!新入社員のオオヤマです。
4月から働き始めてもう早いもので4ヶ月経ちます。
入社してすぐの業務で思い出すのは、色々なバナーだったり、ブログページに添える作図を作ったりのIllustratorを使用した業務でした。
今回はそれらを製作した時に感じた、「デザインの基本ってこういうことなんじゃないか」を語ります。
1.目的を考えることの大切さ
私はSoichiroに入る前にデザイン学校に通っていたのですが、お恥ずかしながら、当時はかなり自分の好きなもの、好きなテイストのデザインばかり考えて形にしていました。
例えば「チョコレートのパッケージをデザインしてください」といった課題が出た際、「可愛い雰囲気で作ろう!」としか考えてなかったのです。
なせ可愛い雰囲気にする必要があるのか?ターゲット層が中高生の女の子だから?チョコレートの中身がホワイトチョコだったのか?形がお花やハート型だったのか?
そういったことを何も気にしないで作っていました。
仕事をして意識するようになったことは、まず「そのデザインが必要な理由」や、「何が目的でそのデザインを配置したいのか」を考えることが大切だなと思いました。
特にバナーやCTAのデザインでは!
(CTAとは何だろう?という方へ!過去に先輩が書いてくれたCTAについてのブログはこちら)
にしても気付くのが遅すぎる!とは思っていましたが、これはむしろ、社会人になって、仕事をするようになったほうが気づきやすいのかもしれません。
デザイン会社にデザインを頼む方々は、何かしらの問題を抱えていたり、改善を求めていたりします。そういった事をデザインの力で解決してほしい!と頼みに来るのですから、「なぜそこでデザインが必要なのか?」は分かりやすいです。
2.情報の整理
今でも何度も何度もやり直しになる「情報整理」!
サイズや情報量が決まっている中で、それをどうやってまとめるのか?どうやったらわかりやすくなるか?そういったことを考え、形にしていくのがデザイナーの仕事の本質だと思います。
私がデザイン学校の2年生のとき、文章の配置を編集し本を作る授業があったのですが、その際に「どれだけ違和感なく、スラスラ読めるか」を作るのに、こんなに労力がかかるものなのかと実感しました。
それを社会人になった今でも感じます。
どれだけ違和感なく見てもらえるか、読みやすいデザインになっているかを考えながら地道に作業をしています。
特にバナーなどは見る側からしたら、たったの数秒しか目に入りません。その数秒で、どうやったら沢山の人が読んでくれるだろう、気づいてくれるだろうと試行錯誤しながら情報整理をしています。
大切なのは、仕上がった物のおしゃれさ!かっこよさ!よりも、ユーザーから見てわかりやすいか、印象にのこりやすいか、といった目的が達成されるかが重要なのだと思います。
3.確認!
これはデザインの話以外にも通じるものがありますが、これがすごく大切だということをこの4ヶ月で身を持って知りました。
誤字脱字はないか?アウトライン化は?データのサイズは?情報や写真は間違えていないか?
…こういった、「間違った事はしていないか?」といった確認はどの職業の方もする事があるのではないでしょうか?
私はそれに加えて、
文字と文字の間隔はちょうどよく空いているか?文字と画像が近すぎないか?遠すぎないか?上下左右の余白はすべて揃っているか?色は合っているか?フォントは適切か?
…こんな感じで、沢山の「確認作業」があることを知りました。(そして増えていく作業時間…)
まとめ.初歩的な事、だからこそ大切にしたい
如何でしたでしょうか。
今回は私の考える「デザインの基本」についてまとめてみました。
これらはものすごく初歩的な部分ですが、だからこそ忘れてしまうことや、見落としてしまうことのないようにお仕事していきたいなと思います!