ブランディングは“体験”から始まる ─ お客様のサービスを知る本当の意味

こんにちは。Soichiroで「戦略・ブランディング」を担当している齋藤です!
今回は、Soichiroで行っている「戦略・ブランディング」において、私が非常に重要だと考えている「お客様のお仕事を知ること」についてお話しします。
この記事は、私にとって半分は備忘録のようなものですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
ヒアリングだけでは知りきれない魅力を知る
私たちは、戦略やブランディングを開始する前に、お客様のところに訪問し、独自に作成したヒアリングシートを基に、現状の課題や目的のすり合わせを行います。
(※ヒアリングシートやブランディングについてさらに詳しく知りたい方は、別の記事も併せてご覧ください!)
>戦略はお客さまの想いから:初回ヒアリングシートの役割と重要性
ただし、ヒアリングで得られる情報だけでは不十分な場合もあります。お客様自身が気づいていない強みや、これから発信すべき新たな魅力が隠れていることも少なくありません。
そこで私たちは、戦略・ブランディング担当者自身がお客様のサービスを実際に体験し、表面的な情報だけでは見えない価値を見つけ出すことを大切にしています。
今回は、私自身が実際に体験させていただいたお客様の事例を取り上げ、その中で得られた気づきや、それがブランディングにどのように深みをもたらしたのかを共有したいと思います。
加圧トレーニングstudio salute様

埼玉県越谷市にあるパーソナルトレーニング施設「studio salute」様にお邪魔してきました。
studio salute様は、「加圧トレーニング」「整体事業」「遺伝子検査などのテクノロジー」を三本柱として、運動だけでなくさまざまな方法で利用者様の身体のお悩みや運動不足の解消をサポートするパーソナルトレーニングジムです。
加圧トレーニングは、筋肉に人工的な負荷をかけることで、短時間で高負荷の運動と同等の効果が期待できる画期的な方法です。studio salute様では、30分間の加圧トレーニングが提供されており、忙しい日々を送る方にぴったりの、通いやすい短時間メニューが特徴です。
私が体験したのは、「初回加圧体験レッスン」。加圧トレーニングに加えて、体組成計やさまざまな運動メニューを体験できるお得なレッスンです。普段、運動を全くしない&できない私だったので、かなり緊張しながら向かいましたが、スタッフの方が温かく迎えてくださり、安心することができました。
>プラン一覧はこちら
体験してみての感想

とにかく、「筋肉痛」!
トレーニングが終わった直後から疲労感と充実感がすごかったのですが、次の日の朝、ベッドから起き上がると、学生以来あまり味わっていなかったレベルの筋肉痛が襲ってきました。
それでも、その筋肉痛を上回る達成感も同時に感じることができました。
30分という短い時間でも、得られる達成感と、疲労からくる確かな運動の実感。その後有酸素運動を加えているとはいえ、この手軽さ。
ハマる!と確信しました。
さらに、トレーナーさんが優しくたくさん褒めてくださり、モチベーションを高く保ったまま挑めました。
「私って実は運動できるのかも!?隠れた才能!?」と思い込んでしまうくらい、やる気に満ちた状態でトレーニングを終えることができたのは、トレーナーさんとのマンツーマンの環境があったからこそでした。
ブランディングに活かせた部分
ブランディングに活かせた部分は、大きく分けて二つです。
一つ目は、「加圧トレーニングに対する恐怖心」の解消です。
加圧トレーニングについて何も知らなかった頃、私は「血流の抑制って、痛いのかな?器具をつけた自分の体はどうなっちゃうの?」と不安がありました。
実際に体験してみると、楽しさや運動の動きの簡単さ、手軽さに驚き、食わず嫌いをしていた自分がもったいなく感じるほどでした。
「最初は怖かったけど、これならできる!」と感じたその気持ちが、まさにペルソナに刺さるポイントだと感じました。
短時間でできることを訴求するだけでなく、動きの簡単さを伝えるために、GIFやイラストを作成しました。

二つ目の活かせた部分は、女性更衣室の充実さを実感したことです。
運動をすると当然汗をかきますし、寝転がるメニューがあれば髪が乱れることもあります。 すぐに帰宅するなら問題ないかもしれませんが、ちょっと買い物してから帰りたい…なんてこともよくありますよね。
そのようなお悩みをしっかりカバーしてくれるのが、studio salute様の更衣室でした。

清潔感はもちろん、汗拭きシート、ドライシャンプー、お化粧直しができる大きな鏡や美顔スチーマーなど、女性に嬉しい設備が充実していました。
しかし、既存のサイトにはアメニティの詳細な記載がなく、これは勿体ない!と思い、提案させていただきました。
>実際に反映されたページはこちら

こういった細やかな部分も、お客様のヒアリングでは取りこぼしがちなので、自分の足で行って体験することの大切さを身にしみて感じました。
まとめ
自分の中のプチ目標として、「かゆいところに手が届く」ような、細やかな部分に気づき、それを訴求できるブランディングを目指しています。
今回は、その目標が達成できたのではないか、と感じています。
自分の会社のサービスにある強みや独自の良さを見つけることは、どうしても主観的になりがちで難しいことが多いです。
それを客観的に導き出し、正しく訴求するお手伝いをするのが、弊社の戦略・ブランディングの目標の一つでもあります。
届くべき人にしっかりと届けるために、経営者様の想いを大切にし、これからもブランディングのお手伝いをさせていただきます。
studio salute様サイトリニューアル後のインタビューもございますので、併せてご確認ください!
>事例紹介はこちら