色の対比のあれこれ
こんにちは!サイトウです。
実は私は、パーソナルカラリスト検定2級の資格を持ってます!(学生時代に取得しました)
今回は、カラリストの私が勉強をしている間に「面白い!」と感じた色の対比についてお話しできればなと思います。
対比の種類
そもそも色の対比とは、色同士が隣接する時に影響しあって起こる現象のことで、囲まれている真ん中の色が囲っている周囲の色に影響され変わった色に見える不思議な現象が起こります。
対比には種類があり、今回はその種類を実際の図と共に紹介していきます。
明度対比
明度対比は、囲まれた色の明度が変化している現象のことを指します。この現象は、有彩色だけでなく白、黒、グレーなど無彩色でも起こります。
画像のように、中心の色が囲まれている色によって明度が変わって見えます。
例えば、新発売のシャツをより白く見せたい時には、黒色のマネキンを使うとより効果的…などの応用をすることができます。
先ほども書いたようにこれは有彩色でも有効な手段なため、さまざまな場面で活用することができます。
彩度対比
彩度対比は、囲まれた色の彩度が変化している現象のことを指します。 囲んでいる色が鮮やかなら中の色はくすんで見え、くすんでいる色なら鮮やかに見えます。
この彩度対比は無彩色では起こらない現象で、有彩色の場合のみ起こります。
商品をより鮮やかに見せたいときに、背景をくすんだ色の素材を使用して写真を撮ると有効、などの応用方法があります。
色相対比
色相対比は他の対比に比べると少し難易度が高く、囲んでいる色の色相の関係で中の色が変わって見える現象のことを言います。
文字では少し難しいので画像で説明します!
このように、黄色と青色をで囲むことによって黄色が影響され補色に色が近づいて見える…この場合では青みが強く見えるようになっています。
わかりやすい例で言うと、薄い青色のサングラスをつけて見ているような状態です。
色相対比には起こりやすい条件があって、
- 周囲の色に比べて中心の色が小さい
- 高い彩度の色同士
- 明度の近い色同士
の三つがあります。
同化現象
同化現象は、対比とはまた違った色の関係で隣接する色同士が近づいて見える現象のことを言います。
明度・彩度共に周りの色の影響で中の色が変わって見えることがわかります。
わかりやすい例で言うと、スーパーなどに売っているオクラは、より鮮やかに見せるために彩度の高い緑のネットで包んであります。
まとめ
小難しい話をしてきましたが、実際にスーパーや服屋さんでメジャーに応用されている現象で、我々の身近に存在します。 世の中のものに少し目を凝らしてみると、実は〇〇対比を使っている!なんてこともあります。
みなさんもぜひ、お仕事で応用してみたり、世の中の工夫の発見に役立てて下さい!