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戦略はお客さまの想いから:初回ヒアリングシートの役割と重要性

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こんにちは。Soichiroで「戦略・ブランディング」を担当している松尾です。

前職では、アパレル中小企業で生産管理、営業事務、MD、SP、PRなどの部署を経験し、国内自社工場およびアジア工場の担当もしてきました。防災士としても活動しています。アナログ会社出身のため、デジタル化の現場での抵抗感や課題にはとても共感できます。

この記事では、Soichiroの「戦略・ブランディング」について紹介していきます。



プロジェクトスタート、まず、何から?

プロジェクトの流れ

突然ですが…Soichiroの調査分析・戦略立案は、少し時間がかかります。

「ホームページって1か月もあれば作れるよね?」
「競合とかぶらないようにかっこよくしてくれたらそれでいい」
「忙しいから、今のWEBサイトから適当にリニューアルして」

という方より、じっくりとしたプロセスを重視する企業さまに向いています。
今日はその理由と、プロジェクトがスタートする前の、一番最初の部分のお話をさせていただきます。

私たちは、まず初めに「ヒアリングシート」のご記入をお願いしています。


ヒアリングシートとは?

ヒアリングシート

ヒアリングシートは、プロジェクトを始めるにあたって、必要な情報を整理するための大切なツールです。

目標が曖昧だと進めるべき方向が見えませんが、シートを使うことでお客さまの想いや課題が明確になり、その後の判断をスムーズにします。最初に方向性をしっかり定めておくことで、無駄なく効率的に進めることができ、その後の戦略立案において重要な基盤となります。


戦略を支えるための大事な準備

「ちょっと量が多いな」とお感じになるかもしれませんが、これには大切な理由があります。

シートに記入していただくのに、お客さまによっては2週間から1か月ほどかかる場合もあります。しかしその分、「しっかりと現状を見つめ直す良い機会になる」と、多くの企業さまから、このプロセスに納得いただいております

また、このシートを基に、通常1回から2回ほどお打ち合わせを行い、ご記載の内容についてさらに深めていきます。これにより、その後の戦略が具体的で実行可能なものに絞り込まれ、スムーズに進められるようになります。


フェーズや課題に応じて変化する情報

シートでは、サービスや商品を提供する「想い」や、ターゲットとなるお客さま像、競合の情報なども記載いただきます。これらの情報は、まずは、あいまいで構いません。今後の調査を通じて、徐々に明確にしていくことができます。特に、お客さま像については、調査を進めながら、明確なペルソナ※を作成していきます。

ペルソナの例(BtoCの場合)

ペルソナの例

※ペルソナとは:空想の人物像でありながら、実際の潜在顧客や見込客、顧客の特徴を反映させたものです。マーケティングや戦略立案でターゲットを明確にするために使われ、顧客がどのような価値を求め、どのような課題を抱えているのかを理解するための指針となります。

プロジェクトの進行に伴い、ペルソナや競合の情報は変わることがありますし、それは自然なことです。また、市場の状況や事業のフェーズ、解決すべき課題に応じて、ターゲットや競合は変化していくものだと考えています。


まとめ:お客さまとともに進める戦略づくり

ヒアリングシートは、今後のプロジェクトの方向性を定めるために欠かせないステップです。シートを埋めるだけでも少し時間がかかることをお感じいただけたかと思いますが、これは必要なプロセスだと考えています。

戦略は一方的に伝えるものではなく、お客さまの想いの延長線上にあるべきだと考えています。お客さまと信頼関係を築きながら、同じゴールに向かって進んでいけることを心から願っています。

最後に、防災士として私が大事にしている言葉は「悠々として急げ」です。これはWEB戦略・ディレクションにおいても当てはまります。プロジェクトは長い道のりと感じることもあるかと思いますが、焦らず、しかし急ぐべきときは急ぎ、一歩一歩確実に進めることで、良い結果が目指せると信じています。

私たちは、経営者さまの想いを大事にしています。
あわせて「Webマーケティング戦略:ヒアリング」もお読みください。

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2025/4/1 更新
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