HubSpotは完璧に使わなくていい——現場で見えたちょうどいい距離感

こんにちは。Soichiroでプロモーションを担当しているキムラです。Webサイトで集客をしたい中小企業のお客様に伴走し、一緒に施策を考えたり実行するお手伝いをしています。
そんな中、「HubSpotって、なかなかうまく使いこなせないんだけど…結局どう使えばいいの?」という質問をよくいただきます。
HubSpotというと、「難しそう」「自分たちにはまだ早いのでは」と身構えてしまう方も少なくありません。
ただ、現場で見ていて感じるのは、HubSpotは「完璧に理解してから使うツールではない」ということです。使えるところから少しずつ触れていくことで、宝探しのように「自社にとって本当に必要な使い方」が見えてきます。
HubSpotは日々の業務に近いところからでいい
HubSpotは、「MA(マーケティング活動の自動化)」「SFA(営業支援システム)」「CRM(顧客との関係管理の一元化)」といった言葉が先に浮かび難しく考えてしまいがちです。ただ、お客様とお話ししていると、
- そもそも管理らしい管理はしていない
- 顧客管理をアナログで行っている
- 施策の成果をどう判断すればいいかわからない
という状態の企業様が多く見受けられます。こうした状況で、いきなり高機能なツールを紹介されても、「で、これを何に使えばいいんだろう…」となってしまうのは、ごく自然なことだと思います。
そのためSoichiroでは、HubSpotを最初からフル活用するご提案はしていません。まずは、
- お客様との接点をつくる
- Webサイトからの反応を知る
- 「誰が興味を持ってくれているのか」を把握する
といった、日々の業務に近いところから使うことをおすすめしています。
魅力的なところを現場視点で3つ紹介
お客様に導入いただいてみて、「これはちゃんと現場で使われる」と感じる機能は、次の3つです。
- お問い合わせフォーム
- 顧客・案件管理
- メルマガ配信機能
ここからは、その中身をシンプルに見ていきます。
1)お問い合わせフォーム
Webサイトからのお問い合わせや資料請求を、そのままHubSpotに見込み顧客として蓄積できます。誰が、どのページを見て、どんな内容に興味を持ったのか。フォームを起点に、未来のお客様との接点が自然に残っていきます。
2)顧客・案件管理
お問い合わせから商談、受注までの流れを、まるでホワイトボード上で付箋を自由に貼り替えるような感覚で直感的に管理できます。「今どの段階にあるのか」がひと目でわかるため、属人化しがちな営業状況を、チーム全体で同じ目線で把握できるのが大きなポイントです
3)メルマガ配信機能
お知らせやコンテンツを届けながら、「誰が反応してくれたのか」を確認できます。単なる一斉配信ではなく、お客様の反応を見ながら関係性を育てていける点が特徴です。
「つなげて使える」ことがHubSpotの良さ
ツール単体・機能単位で見れば、国産ツールの方が使いやすいと感じる場面も正直あります。ただし、マーケティング・営業・カスタマーサポートを1つのプラットフォームで管理できるのはHubSpotの大きな強みです。同じことを他ツールで実現しようとすると、費用も運用負荷も増えてしまいます。
よくない点も3つ書いておきます
HubSpotはオールインワンのプラットフォームである一方、日本の中小企業にとっては、国産ツールの方が直感的に使いやすい・分かりやすい場面もあります。
1)海外製ゆえ、日本の商習慣と微妙にズレる
「見積作成機能」は、海外の営業フローを前提としています。なのでSoichiroでは、見積書は従来のツールを使用し、HubSpotでは案件や金額の管理に専念する、という使い分けをしています。
2)名刺管理は他ツールとの併用が現実的
名刺の読み込み精度は、専用ツールと比べると改善の余地があります。すべてをHubSpotで完結させようとせず、得意な部分を任せる考え方が現実的です。
3)料金体系が直感的に分かりにくい
HubSpotの料金体系は「段階制 × 機能別」という構成になっているため、わかりにくいと感じられることもあります。さらには使用人数が増えたり、登録する顧客数が増えることで費用が上がる設計なので将来的なコストが想像しづらい点があります。
「今、どこまで使うのか」を整理したうえで導入を検討するといいかもしれません。
まとめ
- Webサイトや情報発信をこれから強化したい
- 問い合わせや商談を「流れ」で把握したい
- 営業やマーケティングを属人化させたくない
- 施策に対するお客様の反応を知りたい
HubSpotは、こうした企業様とは特に相性が良いと感じています。
HubSpotは「将来的に見込み顧客やお客様に本当に喜んでもらえる仕組みを作りたい」という目的に寄り添ってくれる心強いツールです。完璧を目指さず、“ちょうどいい距離感”から始めてみてはいかがでしょうか。
参考リンク
