1分間マネージャー -何を示し、どう褒め、どう叱るか!-
1分間マネージャー-何を示し、どう褒め、どう叱るか!-
K・ブランチャード S・ジョンソン 小林薫(訳)
すぐに実行できる1分間の秘訣が3つ。リーダーたる仕事を学べる本でした。特に一分間叱責法について今の自分に必要なことであると強く感じました。
1分間マネージャー 概要
- 1分間目標設定
- 1分間賞賛法
- 1分間叱責法
1分間目標設定
目標を明確化し期待していることを伝え教える。
『寝耳に水は一切なしの理念』 すなわち、何をしなければならないかを誰もが初めから知っている、という考え方
リーダーは、優れた業績(出来栄え)とはどういうものかを、スタッフに確実に心得るようにすると言う。何をスタッフに期待するのかを目の前に示す必要がある
1分間目標設定とは
- 自分の目標について同意(納得)し承知する
- 良い行動とはどういうものか知る
- 目標は一つずつ、250文語以内で1枚の紙に書き付ける
- 各々の目標を何回でも読み直す。だが目標を読むのに1分とかからない
- 1日のうちで、ときどき、1分間使って自分の目標達成具合を調べる、そして
- 自分の行動が目標と合致しているかどうかを調べてみる
1分間賞賛法
下記の言葉に集約されている
部下が潜在力を十分に発揮するように力を貸せ。
部下が仕事をうまくやっているところを見つけろ。
1分間賞賛法は次にような時に効き目がある
- 前もって部下に伝えよ。彼らの仕事ぶりを指摘する意図があることを。
- その場ですぐに褒める
- 正しく、うまくやった事柄を具体的に話す
- うまくやったのを見て、上司として自分のどんなにいい気分になったか、それが組織やその中で働く人々にとっていかに役立つかを話す
- 沈黙の時間を置き、いかに気分がいいかを当人にも”感じ”させる
- 引き続き同じように頑張るように励ます
- 握手をしたり、触れたりして、組織の中で部下が成功することを援助していることをはっきりとわからせる
1分間叱責法
部下に何かあった場合、間髪入れずにその場で言う。ためて叱責すると感情が入りすぎてしまい、部下もなえる。 何が間違いであるのかを目の前で演じて、自分自身がどう感じているかというこをと示す必要がある。その後は自分にとって相手が”人間として”いかに貴重な存在かを納得させてフォーローすべきである。
一分間叱責法がうまくゆくとき
- 部下がやっていることをはっきりと、曖昧でないことばで指摘するつもりだということを”前もって”はっきり知らせる
- 間違った点はただちに叱る
- 間違いを見てどう感じたか部下に話す。確実なはっきりとしたことばで
- 不愉快でも、沈黙の数秒間を置き、あなたの感じをしみじみと相手に”味わわせる”
- 本心から部下の味方であることがわかるように、握手をしたり、肩に手を置いたりする
- 部下を高く評価していることを思い出させる
- この状況での部下の実績は別として、部下に好意をもっていることを、もう一度、はっきり言う
- 叱責が終わったら、それですべておしまいということを認識する
まとめ
この「1分間マネージャー」は企業のマネージャークラスの方もしくは従業員を目の前にしている経営者の方にとって、人をマーネージングするという点でシンプルにまとめられている。 シンプルな目標を共有し、うまくいけば何が良いのかを褒め又、うまくやっているところを探す努力をし、失敗すれば面と向き合って即座に叱責を行いフォーローを行うことが体系的に学べる一冊でした。
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