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KIPS(キップス)様は数多くのアパレルブランドをクライアントに持つ、ニット素材のカットソーを専門としたアパレルOEM企業です。
創業は1916年。福島に自社工場を持ち、100年以上にわたり、Made In Japanの信頼を築き上げてこられました。
百貨店で取り扱われるOEMブランド製品を長年に渡り製造し、生地感やシルエットを活かす繊細で上品な縫製はもちろん、細かい仕様やパターンにも対応できる技術力が強みです。
さらには、アパレル以外の業種とも積極的に製品開発に取り組み、例えば専門性のあるユニフォーム製作などでは、利便性を追求し機能性を付加する、優れた企画力とデザイン力をも持ち合わせています。
「ずっとHPをリニューアルしたかったが、何をどうしたらいいのかも分からなかった」
リニューアルのきっかけは「これではいけない!」
「もともと自社HP自体はあったんです。知人の紹介で、単発で安く作ってくれる方がいるというので『HP、あった方がいいんだろうなあ』という漠然とした感覚で頼んだんですよ。ただ、HPを作った後の修正や更新なんかは全部自分たちでやらなきゃいけないということで、その方にワードプレスを教えてもらい、管理方法もちゃんと教えていただいたんですけれども…もともと慣れない分野ですし、ちょっと触っていないとどんどん操作方法を忘れていってしまって。そうなってくると更新もどんどん頻度が減って、最終的にはほとんど手付かずの状態になってしまっていたんですよ。
正直、これではいけないという感覚がありました。」
新型コロナ以降、対面しなくとも営業や宣伝ができるHPの重要性を感じていた
「しかも、そんな中でもHPを介した問合せが来るようになり、効果はしっかり出始めていた。そのうえ新型コロナの時代になって、対人対面じゃなくても営業や宣伝ができるということの大切さがより明確になってきた中で、『うちのHPの活用法ってこれでいいのか?これではいけない!』と思い始めるんですが、誰かに相談しようにも、誰に何を相談したらいいのかも分からない。つまり悩んでいたし、困っていたんです。」
Soichiro扇塚社長との出会いは、墨田区が主宰する【フロンティアすみだ塾】
「Soichiroの扇塚さんとは、墨田区役所が行っている【フロンティアすみだ塾】という、中小企業の若手後継者の育成を目的とした経営塾で、お互いそこに参加していた縁で知り合ったんですよね。KIPSはアパレル製造業なんですけれども、そもそも墨田区は同業の方も数多くいらっしゃっていて、その繋がりからも『扇塚さんにHP作ってもらったよ』という話がちょこちょこ聞こえていたので安心感があったんです。また、私自身も扇塚さんの人となりを知っていたこともあり、最初はラフに相談させていただいたんですよ。『これ、いくらぐらいでできるんですか?』とか、『うちのHP見て正直どう思います?』とか、そういうことを包み隠さず、ビジネス感を出さずに話せた。なんていうのかな、寄り添って話してくれた印象がありますね。そしてざっくばらんに話せたっていうことが大きくて、『じゃあ扇塚さんにお願いしようかな』となったんです。今は、縁があったんだなと思っています。」
墨田区という場所は、中小企業同士でお互い刺激し合い、シナジーを生んでいる
「今って、それこそネットで見積もりの金額とか比べたりして最安値を探すって簡単にできますけど、料金だけでは見えないクオリティとか、ひとの縁から始まる人情的なクオリティだったりとか、そういうことを大事にしている人は結構多いと思うんですよ。それに、そういうことが回りまわって別の仕事に繋がったりもする。そういう意味でも、この縁自体がものすごくいい形になって結果に繋がった事例の一つだと思っていますね。」
HPは営業ツール。そこには何が必要なのかを整理し、明確にしてもらった
「最初にご相談した時は、HPの何をどうしたいという部分が自分の中で非常に曖昧だったんです。でも扇塚さんに相談していく中で、『あ、自分がやりたいことはこうだったのか』と整理がつけられた。並走しながら導いてくれた感覚がありました。
そもそもHPを営業ツールとして考えた時、一つの目標としては新規の顧客を獲得することですよね。前のHPもそうですけど、発信したものを見ていただいて『面白いな』と思っていただいた上で先方から連絡を貰いたいなと思っていた。いわば先方からくる導線を作りたかった。でもそれをアピールする手段が無かったというか、今まではうまく活用できていなかったんですよ。その辺をまず整理して『こういうHPにしていけば、こういう風に見てもらえる』『訴えたいターゲット層を明確にして、望んでいるターゲット層に認知してもらえるようにする』そういったことを理論立てて整理してもらった感じです。そこは僕の頭の中でも、凄く明確にスッキリさせてもらった感覚がありました。」
リニューアルで実際に行った施策内容と満足度
「私たちの仕事、業務の内容や流れを一目で分かるように新しく図を考えてくださったんですよ。その図があることによって、今まではたくさん説明しないといけなかったようなことが、一発で分かるようになったんです。視覚的に分かりやすくなったし、ああいう図があると、特にうちが欲しかったテイストのブランドさんたちに刺さるんだろうなあっていうことが、段階を経て分かっていった感じです。そこが新しく取り入れていただいた中で、最も刺さったところですね。」
「さらに、【お客様の声】というコーナーを新規で入れていただいたんですよ。
それは、僕が最も理想としているブランドさんやデザイナーさん、営業同士で話しててもイメージが合うお客さん、そういうお客さんが増えていったら嬉しいというところを拾ってくださって、分かりやすくコーナーにして言語化していただいたんです。今までの、『なんとなくお洒落』みたいな感じじゃなく、こういうお仕事で私たちは実力を発揮できますよ、という形を明確にしましょうと。」
料金も含めて、満足度は120点!
「そんな風にやっていった中でも、もちろんこう、金額的なものもあったりするので、『じゃあここは削りましょう』とか、その辺も上手く提案してくださいました(笑)。とにかく僕の意向を汲んでくださるので、凄く助かりましたね。そしてもちろん、ちゃんとしなきゃいけない数字の部分もしっかりやってくださったので、そこはもう大満足です。料金的な面でも凄く助かりました!
満足度はもうね、120点です(笑)。」
元々KIPS様のHPはとてもお洒落な作りで、印象も良いものでした。ただ、KIPS様がどのような縫製技術を持ち、どんなお仕事を得意としているか、その部分で掴みにくい部分があると感じ、「KIPSの技術を必要としているブランドやデザイナーさんに届くようなHP作りをしていきましょう」と提案しました。ペルソナの設定には特に力を入れました。
KIPS様の強みは、細部までこだわった丁寧かつ美しいフォルムを持つ衣料品の縫製はもちろん、それらを使う人の“あったらいいな”を体現するような、オリジナルの機能性を付加するアイデアです。病院のドクターから依頼されたドクター用スクラブの開発などは、その最たるものでした。そして、ここを推さない手はありません。
HPリニューアルにあたっては、基本的に現在の形を活かしつつ、KIPS様の仕事内容が分かりやすく把握できるよう、そうした特徴的な仕事を打ち出すコーナーをプラスするとともに、KIPS様の業務内容が一目で把握できるような図表作りなども手がけました。
要するに、最小の変化で最大の効果を狙ったのです。結果が出るのはこれからですが、リニューアルにはご満足いただけ、私どもも嬉しい限りです。
美しいと同時に機能を極める、そんな優れた製品作りを得意としているKIPS様の今後の更なる躍進を確信しているとともに、今後も応援し続けたいと思っています。