2つの生成AIを競わせて記事を書く!?「記事作成を効率化する社内補助ツール」を紹介します

ブログ記事を継続的に発信するのは時間も労力もかかります。企画から執筆、編集、公開までの工程を一人でこなそうとすると、どうしても大きな負担になります。
今回この課題を解決するために 「記事作成を効率化する社内補助ツール」 を開発しました。その仕組みと実際にどう役立つのかをご紹介します。
開発ツールをご紹介

このツールは、ChatGPTとClaudeの2つのAIを組み合わせ、記事を作成・評価させる仕組みです。
GoogleスプレッドシートとGoogle Apps Script(GAS)を基盤に、ChatGPT APIとClaude APIを連携。記事を生成し、相互に評価・修正を行わせたうえで、Googleドキュメントに整形します。
最終的な確認は人間が担うため、AIの効率性と人間の判断力を組み合わせて、「速さ」と「正確さ」を両立できるように設計しています。
2つのAIで「原稿作成」と「評価修正」が同時にできる
開発のポイントは、AI同士を「競わせる」仕組みにしました。
- ChatGPTとClaudeに、同じ条件で記事を作成させる
- それぞれのAIに、相手の文章を評価・修正させる
- 出力された記事を人間が最終チェック
これにより、短時間で複数パターンの記事を比較し、改善点を見極めることが可能になりました。
ツールの使い方
① スプレッドシートにプロンプトを入力

記事のテーマやキーワード、ターゲット読者、目的、字数をスプレッドシートに入力します。
例として、Soichiroが新規事業としてはじめた「樹利丸園芸」をテーマにすると、次のようになります。
- タイトル:WEBマーケティング会社の社長。趣味が高じて、観葉植物屋をはじめる
- キーワード:観葉植物 オフィス
- ターゲット読者:自社オフィスに癒し効果のある植物を置きたい中小企業の社長
- 目的:植物を置くことで得られるメリットを伝える
- 字数:3,000
入力後に「実行」ボタンを押すだけで処理が始まります。
② 1分で4本の記事が完成

1分ほどでスプレッドシートに記事が出力されます。
わずかな時間で4パターンの記事を比較できるのが、この仕組みの強みです。
まとめ
今回ご紹介した補助ツールは、AIを活用しながらも最終的な品質を人間が保証するというコンセプトで開発しました。
AIによる効率化と、人間の判断による精度向上を両立することで、社内のブログ執筆の生産性を大幅に高めることができています(もちろん最終的にはライターが手直しをして読みやすい記事にします)。
Soichiroでは、こうした開発を通じて「効率的かつ安心感のあるコンテンツ制作」の仕組みづくりを続けています。