【2021年冬季最新】色彩検定を受けました!
こんにちは!
少し前に見えない色の話をした際に、勉強中です!と言ったのですが、先月に2021年冬季の色彩検定を受け、先週に合格を確認できました。今回はその感想と対策についてお話しさせていただきます!
1.色彩検定とは
色彩検定とは、文部科学省後援の公的資格の検定試験です。20年ほど続いている実績があり、2020年では3万5千人の人が受験しました。
感覚だけで選択している色を、勉強することで倫理的、根拠に基づいた選択が出来るようになります。
仕事や受験に活かすために受ける方が多く、私が受けた3級では、同じ20代、大学生や専門学生ぽい方や高校生の方が多かったように感じました。
3級、2級、1級、UC級と言った級があります。
3級は初心者の方、2級は実務に応用したい方、1級はプロフェッショナルの方向けです。
UC級は2018年に新設された級で、UC=ユニバーサルデザイン級の略称です。
1級 | 仕事などに色彩感覚が必要なプロ向けで、一次試験と二次試験があり難易度が高いです。合格者は全体の40%程。 |
2級 | 実務に色彩感覚を応用したい方向けで、3級の応用の内容が出ます。合格者は全体の70%程。 |
3級 | 色彩の基礎的な内容で、初めての方向けです。合格者は全体の75%程。 |
UC級 | 上記三つとは別物で、ユニバーサルデザイン、加齢によって見えなくなる色への配慮などの色覚の多様性の知識がつけれらます。合格者は全体の85%程。 |
UC級をのぞいて、3から級が上がっていくほど、受験料や難易度が上がっていきます。
合格点は全体の70%前後と言われています。公式サイトで模範解答は公開されますが、配点は公開されていません。
今年の3~1級は200点満点中140点以上でした。
2.勉強法と注意点
勉強方法は独学、通信教育…など色々ありますが、3級はまず独学で問題ないのではと感じました。
私は独学で受けたため、勉強法を紹介します。
2.1.テキストの改訂版注意
独学で勉強される方は、多くの方が公式から出ているテキスト、もしくはそれに基づく他社テキストを購入されるかと思いますが、公式テキストが2020年に改訂されたので注意です。
ネットサイトで購入する場合やフリマサイトで購入する場合、たまに改訂前の物が混じっていることがあります。
3級は基礎的な知識しか問われないため、大した内容の変更は無いとは思いますが確認してから購入してください。
2.2.公式テキストじゃなくてもOK
公式テキストを買おうか迷いましたが、書店のどこにいっても売り切れていたため他社のテキストを購入しました。
(ちなみに公式テキストはAFTと提携したお店に行けばあります。近所になければ公式通販をご利用ください!)
会場では公式テキストを持っている方が多く少し不安になりましたが、問題なく解けたのでどこのテキストを使用しても問題ないかと思います。
出題問題が公式テキストに沿って出題されますが、文が多めの印象があるので、初心者の方は図やイラストの多いテキストのほうがおすすめです。
2.3.大まかな内容
3級の大まかな内容は、色の見える仕組みや目の仕組み、基本的な色の名前と順番(色相番号など)、色の組み合わせ方、ファッションやインテリアなどにおける色の効果といった内容です。
難しいように聞こえるかもしれませんが、例えば暖色は膨張して寒色は縮小して見えるだとか、明るい白やベージュの色は壁や天井によく使われる、などの本当に基本的な部分しか出て来ないので、一通りテキストを読むと理屈はしっかり理解できると思います。
2.4.勉強時間
私は出勤時間、電車に乗っている時間が少しあったのでその間にテキストを読み込みました。帰宅後に、赤シートを使ってテストをし、読むだけでは暗記が難しい点は書いて覚えていくの繰り返しでした。
勉強期間に関して、3級は1ヶ月あったほうがいい、2週間だけでいいなど色々ありますが、私が毎日勉強しだしたのは2週間前からでした。
ですが1ヶ月前から、PCCSトーン表、色相環という色の番号やトーンの記号の暗記はちまちま進めていました。(この二つは必ず覚えましょう!)
正直2週間でも全然いけるな〜とは感じましたが、私は一応デザイン学校を出ており、今もデザインの仕事に携わらせてもらっていて、基本の色の考え方が身についているからだと思います。
本当に何もわからない、絵を描いたりデザインだったりの経験が1ミリもない方は、とりあえずテキストを一度読んでみてください。
そこで初めて知る考え方の内容が多ければ早めに勉強を始めたほうがいいかもしれません。
3.まとめ
今回私は3級を受けましたが、3級の合格率は全体で70%を超えます。
色、ということで、日常的に目にしているものなので、理解がしやすく頭に入ってきやすいのかもしれません。
3級は基礎的な部分のため、特に受験しやすいし合格しやすいので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか!